サグラダファミリアとは?

サグラダ・ファミリアとは、有名建築家ガウディの代表作の1つで、スペインのバルセロナにある現在も建設途中の教会です。訳すと「聖家族」という意味です。正式名称はEl Temple Expiatori de la Sagrada Familiaであり「聖家族贖罪教会」という意味です。日本では聖家族教会または神聖家族聖堂などと呼ばれております。サグラダファミリア教会の建設を計画したのは、民間のカトリック団体である「サン・ホセ協会」が、貧しい人々のために聖家族に捧げる贖罪教会としてです。
サグラダファミリアの建築家ではガウディが有名ですが初代はフランシスコ・ビリャールです。無償で設計を引き受け1882年に着工したのですが意見の対立から翌年に辞任。2代目建築家に任命されたアントニ・ガウディが設計を一から練り直し1926年に没するまでサグラダ・ファミリアの設計建築に取り組みました。仔細な設計図を残していないため職人の伝承や大まかな外観のデッサンなどわずかな資料を元に、時代毎の建築家が推測しながら建設しております。『北ファサード』『東ファサード』『西ファサード』はほぼ完成してますがイエスの栄光を表すメインファサードのある南側はまだ未完成です。建設途中でありながらも外尾悦郎が手がけた『生誕のファサード』がユネスコの世界遺産に登録されました。

★気分はサグラダファミリア★

サグラダファミリアの東側『生誕のファサード』

サグラダファミリアの東側にあり、キリストの誕生から初めての説教を行うまでの逸話が彫刻によって表現されているファサードです。建設途中でありながらも2005年にユネスコの世界遺産に登録されました。
3つの門があり門を構成する柱の土台には変わらないものの象徴の『亀』中央の柱の土台には『りんごをくわえた蛇』が彫刻され、門の両脇には変化するものの象徴として『カメレオン』が配置されています。
『東門のヨセフ』ではローマ兵の嬰児虐殺、家族のエジプトへの逃避、父ヨセフの大工道具などが彫られております。
『中央門のイエス』では、『受胎告知』『キリストの降誕』『祝福をする天使』『東方の三博士』『羊飼い達』などが彫られております。
『右門=マリア』では『マリア』『イエスの洗礼』『父ヨセフの大工仕事を手伝うイエス』などが彫られております。

サグラダファミリアの西側『受難のファサード』

サグラダファミリアの西側にあり、『イエスの最後の晩餐』『磔刑』『昇天』などの最も有名な場面が現代彫刻で彫刻されております。東側とは対照的にイエスの受難が表現されており、左下の『最後の晩餐』から右上の『イエスの埋葬』まで逆さのSの字の彫刻が配置されています。
順番は『最後の晩餐』→『ペテロとローマ兵たち』→『ユダの接吻と裏切り』→『鞭打ちの刑』→『ペテロの否認』→『イエスの捕縛』→『ポンティウス・ピラトゥスと裁判』→『十字架を担ぐシモン』→『ゴルゴタの丘への道を行くイエスとイエスの顔を拭った聖布を持つヴェロニカ』→『イエスの脇腹を突くことになる槍を持つ騎兵ロンギヌス』→『賭博をするローマ兵』→『イエスの磔刑』→『イエスの埋葬と復活の象徴』、そして最後に鐘楼を渡す橋の中央に『昇天するイエス』が配置されております。

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